英国におけるプレミックスコンクリートの仕様は、2つの異なる方法で達成されます。成分比率(例:1-2-4)に基づく従来の「レシピ」ミックスも依然として存在しますが、ほぼすべての専門的な用途で最終的かつ必須の方法は、欧州規格BS EN 206およびその英国の補完規格であるBS 8500を使用して性能要件を指定することです。この現代的なアプローチは、単に何から作られているかだけでなく、コンクリートが何をすべきかに焦点を当てています。
現代の建設における根本的な変化は、コンクリートの「レシピ」を指定することから、要求される「性能」を定義することへの移行です。これにより、最終製品が強度要件と、寿命を通じて直面する環境的課題に合わせて正確に設計されることが保証されます。

仕様への2つの道:レシピ対性能
品質、耐久性、および最終製品に対する明確な責任の割り当てを確保するためには、コンクリートを指定するための2つの主要な方法を理解することが不可欠です。
従来の方式:規定ミックス
規定ミックスは本質的にレシピです。仕様担当者は、セメント、細骨材(砂)、粗骨材の正確な重量または体積比率を指定します。
この方法により、仕様担当者は成分を完全に制御できます。しかし、それはまた、仕様担当者が強度や耐久性を含む、その後のコンクリートの性能に対する全責任を負うことを意味します。
このアプローチは、特定の環境条件に対する性能を本質的に保証しないため、構造用途では現在まれです。
現代の標準:指定ミックス
これはBS 8500に概説されている性能ベースのアプローチです。ここでは、仕様担当者は硬化コンクリートが持つべき特性を定義します。
その後、コンクリート製造業者は、これらの性能基準を満たすミックスを設計するために専門知識を使用します。これは今日使用されている最も一般的で信頼性の高い方法です。
重要なことに、ミックス設計と性能に対する責任は、指定された要件を満たすことが保証されている製造業者にあります。
BS 8500を使用した性能の仕様方法
BS 8500にコンクリートを指定するには、目的適合性を確保するためにいくつかの主要な性能特性を定義する必要があります。
ステップ1:圧縮強度クラスの定義
これは最も基本的な特性であり、コンクリートの圧縮荷重に抵抗する能力を示します。
C28/35のようなクラスで指定されます。「C」は圧縮、「28」は最小特性円筒強度、「35」は最小特性立方体強度を表し、両方ともN/mm²です。
ステップ2:暴露クラスの決定
暴露クラスは、長期的な耐久性を確保するために重要です。コンクリートがさらされる環境条件を定義します。
クラスは「X」で始まり、腐食または攻撃のリスクによって分類されます。例えば、炭酸化の場合はXC、塩化物(例:融雪塩)の場合はXD、凍結融解サイクル(例:XF)などです。
正しい暴露クラスを選択することで、製造業者は特定の環境に耐えることができるミックスを設計し、早期の劣化を防ぐことができます。
ステップ3:攻撃的な土壌条件(DCクラス)の評価
コンクリートが土壌と接触する場合、硫酸塩などの有害な化学物質について土壌を評価する必要があります。
指定化学物質(DC)クラスは、土壌からの攻撃からコンクリートを保護するために必要な化学的耐性のレベルを定義します。土壌からの攻撃は、膨張やひび割れを引き起こす可能性があります。
トレードオフの理解
各仕様方法には、制御と責任に関して異なる影響があります。
規定ミックス:完全な制御、完全な責任
主な利点は、ミックスの配合に対する完全な制御です。コンクリートに何が含まれているかを正確に把握できます。
重大な欠点は、その性能に対する責任が単独で負われることです。要求される強度に達しなかったり、環境暴露によって劣化したりした場合、責任はあなたにあります。
指定ミックス:保証された性能、少ないミックス制御
明らかな利点は、仕様通りに機能することが保証された品質保証された製品を受け取ることです。製造業者は、ミックス設計がこれらの強度と耐久性の目標を満たすことに対して責任を負います。
これは、仕様担当者のリスクを軽減し、より信頼性の高い結果を保証するため、専門的なエンジニアリングおよび建設プロジェクトで圧倒的に好まれる方法です。
適切な仕様の作成
仕様方法の選択は、プロジェクトのリスクと要件に直接結びつくべきです。
- 主な焦点が小規模な非構造プロジェクト(簡単な通路や小屋の基礎など)である場合:基本的な規定または指定汎用ミックス(例:GEN1またはRC20/25)で十分な場合があります。
- 主な焦点が構造用途(基礎、スラブ、柱、梁)である場合:BS 8500指定ミックスアプローチを使用し、圧縮強度と適切な暴露クラスの両方を指定する必要があります。
- プロジェクトが過酷な環境(沿岸、凍結の影響を受ける、または化学的に攻撃的な土壌)にある場合:早期の構造的故障を防ぐために、暴露クラスとDCクラスを正しく特定して指定することは交渉の余地がありません。
最終的に、単なる材料ではなく、要求される性能によってコンクリートを指定することは、現代的で回復力のある建設の基盤です。
概要表:
| 仕様方法 | 主な特徴 | 責任 | 一般的な使用例 |
|---|---|---|---|
| 規定ミックス | レシピベース(特定の成分比率) | 仕様担当者 | 小規模な非構造プロジェクト(例:通路、小屋の基礎) |
| 指定ミックス(BS 8500) | 性能ベース(強度と暴露クラス) | 製造業者 | 構造用途(基礎、スラブ、梁) |
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